遺産分割協議の後に遺書が出てきました

Q、遺産分割協議から1年が経過して遺言書が見つかりました。どうすればよいでしょうか?

2年ほど前に父が亡くなり、その際に、相続人同士で前者について分割協議を行いました。
私と母だけではなく、その他にも父が生前お世話になっていた親戚などにも財産を少しずつ分ける形で円満に解決していたのですが、その後父の遺品などについては私たちも忙しくなかなか手をつけることは出来ないままでした。
そろそろ1年が経過してしまうので多少でも手をつけなければならないと思い、母と休みの日に行き整理を始めたのですが、なんと今になって父の持ち物から遺言書が見つかりました。
まさか父が読んでいた本の間に挟まっていると思っていなかったので分割協議を行う際にはチェックしなかったのですが、今になって見つかった遺言書はどのように扱えばよいのでしょうか?
遺言書の中には特にこれといった財産についてのことは細かく書かれておらず、自分が残した財産について喧嘩の無いように平等に、そして公平に分割して欲しいという内容が書かれていました。

実際の分割については完全に平等ではないものの、それぞれの相続人が納得する形で協議を終わりにしています。
またその際には公正証書も作っているのですが、遺言書が見つかった以上はもう一度分割協議を行わなくてはならないのでしょうか?
遠方に住んでいる親戚などもいるため全員が集まるというのはなかなか大変なことなので、どうすれば良いのかと悩んでいます。

A、まず遺言書の内容については相続人である方すべてに連絡しましょう。

分割協議が円満に終了しているにもかかわらず、後で遺言書が見つかるというのはとても戸惑ってしまう内容だと思います。
今回の場合には、遺言書の中で細かな遺産分割方法などについて指示されていなかったようですので、まずは他の相続人の方に連絡を入れて、遺言書が見つかったことと内容についても復唱するような形で読み上げると良いでしょう。
その上で実際に協議が終了しているので、改めて協議する必要はないと言った了承を得ることができればこの遺言書は無効なものとして扱い前回成立している分割協議で完全に終了したということにしても問題ありません。

遺言書に新たな財産が記されていたといったケースや、分割方法について細かく記されているのであれば、改めて分割協議を行い、遺言者の通りに分割しなおさなければならないのですが、遺言書は公正遺言書でなければ、ご本人のものかどうかを確かめるための検査などもしなければならず手間や費用が必要となりますので、上記のような方法で他の相続人からの了承を得るのが1番でしょう。
また了承を得たいと思っていても遺言書が見つかった以上は全ての相続人が平等に分割するべきだなどと言う相続人が出てくるようであれば、一度相続人を全員集めた会議で協議をしなおす必要があります。

その際には本当に平等な分割ができるように前回分割した財産を使ってしまった後の部分についてもしっかり相殺した上で協議を行う必要が出てきます。
喧嘩になってしまうことがないように、税理士さんに立ち会ってもらうのが1番よい方法といえるでしょう。
特に財産の分割方法などについて指示されていない場合には、そのまま前回終了している協議のままで済ませてしまうといったケースがほとんどになります。